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フィルム写真
現在、写真はデジタルカメラで撮影していますが以前はフィルムカメラで撮影していました。
フィルカメラの使用期間はデジタルカメラより遥かに長く、大量のネガやポジが貯まっています。
フィルムは長期の保管で少しずつ劣化するし、内容を確認するのに不便です。
フィルムスキャナーでデジタルデータに変換して保管することは以前から考えていました。
しかしながら処理に何日も要するので手が出せないでいました。
今回、フィルムスキャナーを購入しました。
実際に作業するのは、やはり面倒で購入後何ヶ月も手つかずに放置していましたが、やっと作業が
終了しました。
私のカメラ履歴
ミノルタハイマチック7s
私が最初に手にしたカメラは中学3年生の頃(記憶曖昧)のミノルタハイマチック7sでした。
当時は写真撮影やカメラに大きな興味があった訳ではなく、この1台を使い続けました。
よく写り、使い易いカメラだったと記憶しています。
社会人1年生の時、植物の接写に興味を持ち、一眼レフカメラが欲しくなりました。
機種を選定するにあたり、まずカメラの構造に関する勉強をしました。
その時参考にしたのが下の参考書です。
参考書
さらに各メーカーのパンフレットを入手して検討し、購入したのがニコンF2フォトミックでした。
ニコンF2フォトミック
50mmF1.4付きのニコンF2フォトミックは当時の給料の1ヶ月程度の金額でした。
ニコンの一眼レフは前のモデルである「ニコンF」の評価が高かった為、F2は陰に隠れた感じですが性能は上がり使い易く
なっています。
デジタル一眼レフに切り替わるまで何十年もの間、殆どの写真は、このカメラ1台で撮りました。
その他、撮影用にニコンF2フォトミックAS、ニコンFM、ライカM6、6×7のマミヤRB67も使用しました。
当時はカメラそのものに興味を持っていてクラシックカメラ(特にライカ)を集めていました。
収集の条件は機械シャッターであるという事です。
収集の為の情報を得る為にカメラに関する参考書や雑誌を買っていました。
カメラ参考書
カメラ雑誌
クラシックカメラはコレクションですが動作確認の為、実際に撮影しました。
フィルムカメラを使っていた時は、その後デジタルカメラが出現するとは予想出来ませんでした。
ニコンF2は2台を使用していましたが、一生使うつもりで生産終了後に新品2台を追加で購入しました。
その後、デジタルカメラに移行し、新品のニコンF2は未使用のまま箱に入っています。
という訳でニコンF2は今でも4台所有しています。
最初に購入したデジタルカメラはチノンのES3000というモデルですが画像サイズが640×480しかなく
液晶モニタも無く使い物にならなかったのですが値段は10万円以上しました。
その後ホームページに写真をアップする目的でニコンのクールピクス950を購入しました。
画像サイズは1600×1200と小さいですがホームページにアップするには適当なサイズです。
一般的な写真は相変わらずフィルムカメラを使っていました。
その後クールピクスは異なる機器のACアダプターを差し込んで壊してしまったので代わりに初めてデジタル1眼レフを
購入しました。
ソニーのα7です。
α7はフランジバックが小さくアダプターでライカのレンズが取り付くのが理由です。
もう1台ニコンDFを購入しました。
所有する10本以上のニッコールレンズを生かす為です。
古いレンズはオートフォーカスが使えませんが、専用レンズでも手動でピントを合わせているので問題ありません。
デジタルカメラは撮影と同時に画像をアップ出来るので便利です。
フィルム環境も悪くなったので現在フィルムカメラは使っていません。
しかしながらデジタル一眼レフになってから写真撮影に全く興味が無くなりました。
用途もホームページの写真専用になっています。
デジタルカメラはコレクションの対象にもなりません。
デジタルカメラはカメラというより電気製品というイメージです。
私にとってカメラはニコンF2、ライカM6で終了しています。
エピソード
若い頃、仕事先の花見に参加しました。
その時、私はニコンF2を持っていったのですが酔っぱらって広い会場のどこかに置き忘れてしまいました。
翌日、警察に届けを出しましたが何日経っても出てきませんでした。
カメラは諦めていたのですが、ある日仕事先の守衛所に呼び出されました。
行ってみると年配の婦人が紛失したカメラを届けてくれていたのです。
その人は中のフィルムを現像したのですが、そのうちの1枚に花見の場所取り用の看板が写っていたのです。
看板には社名、部署名が記入されていてカメラには私の名字のシールが貼られていました。
丁寧にお礼を言い、財布にあった1万円札を謝礼として渡そうとしたのですが受け取りませんでした。
結局、現像代、プリント代の実費を払ってカメラは私の元に戻りました。
しばらく野ざらしになったと思われるので早速オーバーホールに出しました。
このカメラは今まで以上に愛着が湧き、現在に至るまで殆どのフィルム写真を写しています。
フィルムの種類
使用フィルム
フィルムはカラーフィルムと白黒フィルムに分類されます。
カラーフィルム、白黒フィルム共、ポジフィルムとネガフィルムが存在します。
ポジフィルムは現像されたフィルム面の色と実際の色彩が同じで我々アマチュアはスライドプロジェクターで鑑賞します。
プロは印刷原稿に使ったと思います。
ポジフィルムから直接プリントすることも出来ます。
色彩が実物に忠実ですが高くつくので、あまり行われませんでした。
ネガフィルムは現像された色と明暗が反転しているのでフィルムを見ても実際の画像が判りません。
印画紙に焼き付けて初めて色彩が再現されます。
一般的に写真とはネガを印画紙に焼き付けたプリントを意味しました。
分類されたフィルムには各々、色々なサイズがあります。
上の写真は左から6×7版ネガ、6×7版ポジ(スライドマウント)、35mm版ネガ、35mm版ポジ(スライドマウント)
です。
ポジとネガの使い分け
今では殆どの人がデジタルカメラで撮影していると思いますが昔はネガフィルムを現像しプリントに焼き付けていました。
安い、早い(当日仕上げ)、何処でも受け付ける(例えばクリーニング店)と手軽に写真が楽しめました。
ところがネガのプリントは旅行のスナップ等には良いのですが微妙な色彩が再現出来ません。
例えば薄紫の花とか夜景、花火等は残念な結果になります。
そこで山に花の写真を写しに行くとか夜景、花火等の撮影にはポジフィルムを使っていました。
ポジフィルムはリバーサルフィルムとも言います。
旅行の時とか栽培植物の記録にはネガフィルムを使っていました。
ネガフィルムの経年変化
ネガフィルムはサクラ、フジ、コダックを区別せずに使っていました。
根底には「大差ない」という意識があったと思います。
感度の高いASA400のものを使っていました。
最初の頃、管理が悪く、カビを生やして多くのネガを短時間で失いました。
カビには黒いカビと白いカビがあります。
その他、シミのようなものが付くことがありました。
その後、乾燥剤、防カビ剤を入れた缶に収納し、カビやシミは治まりました。
ネガは10年、20年は大丈夫ですが30年を越すと徐々に色が抜けてきます。
これは私の保存状態の善し悪しもあるので保存年数の基準にはなりません。
赤が抜けて緑っぽくなったものが多いのですが、中には赤っぽくものもあります。(スキャンで変換後の色)
中には40年経っても色落ちしないネガもあるので現像所の問題があるのかもしれません。
プリントされた画像はネガより変化が少ないです。
ポジフィルム(リバーサルフィルム)の経年変化
ポジフィルムは品種の豊富なコダックのものを使っていましたが一部フジクロームも使っていました。
コダックのポジフィルムにはコダクロームとエクタクロームの2つの系統があり、現像方法が異なりました。
コダクロームは唯一無二のポジフィルムで現像所も限定されていて納期も掛かりましたが金額に大きな差は無かった
ように記憶しています。
エクタクロームやフジクローム、その他のポジフィルムは同じグループです。
花などの華やかな色彩はエクタクロームが向いているとのことでしたので、最初はエクタクロームの使用が多かったです。
ただ、私の目ではコダクロームもエクタクロームも区別がつかない美しい色彩でした。
ネガのプリントの色彩と比べると大きな差があります。
ポジフィルムは、ネガフィルムより退色が少なく、管理が良ければ40年程度では殆ど変化が無いように感じます。
ただ、現像直後と現在を比較出来ないので何とも言えません。
エクタクロームはカビや湿気に弱く、最初の頃、多くを駄目にしました。
その後は乾燥庫に防カビ剤と一緒に入れています。
コダクロームの方は最初の頃の拙い保管でもカビが生えたり染みが出ず非常に耐久性が高いと感じました。
使用フィルムは徐々にエクタクロームからコダクロームに切り替わりました。
コダクロームの現像所は数が少ないので下手な仕事が出来ず作業が丁寧だったのではないかとと思います。
ネガフィルムの現像所はコマの真ん中で切断したり、端のコマの処理が拙かったり雑なところがありました。
フィルムスキャナーを購入
フィルムスキャナー
特にネガフィルムは何十年の間に少しずつ劣化しているので今のうちにデジタル化しようと思いフィルムスキャナーを購入
しました。
ポジフィルムは当時の色彩を保っているように見えますが、多少は劣化しているかもしれないので、こちらもデジタル化して
おきます。
ただし、スキャナでデジタル化した途端に美しいポジフィルムの画像はデジタル写真になってしまいます。
購入したフィルムスキャナはサンワサプライの400−SCN058という機種で35mm専用です。
金額は2万円くらいで35mmのスキャナでは一般的な金額です。
1万円以下からあるようですが、あまり安いと心配になります。
スキャンが終了すれば使うこともないので、あまり高価なものも勿体ないと思います。
私のところには120(ブローニー)6×7版のネガとポジが残っています。
6×7がスキャン出来るスキャナは機種も少なく値段も高いので悩みました。
このサイズでデータにしたいコマは50コマ程度だったので6×7はカメラ店に依頼することにしました。
購入するにあたり、特に他機種との比較はしませんでした。
似たようなスペックで区別がつかず、カタログでは使い勝手がわかりません。
あまり考えずに上記の機種を通販で購入しました。
撮像素子の解像度は1400万画素ですが、記録画素数は1400万画素と2200万画素に切り替えるようになっていて
デホルトは2200万画素になっています。
1400万と2200万は大きな差はないのに、なぜ切り替えるのか判りません。
フィルムガイド
フィルムガイドは35mmフィルム以外のサイズのものも2種類用意されていますが、私が使うのは35mmだけです。
上の写真で右側上下が35mmフィルム用です。
マウントされたスライドは上側のガイドに挟んでスキャナーに装着します。
コダックのスライドは厚紙でマウントされていて厚さが薄くガイドの中で動いてしまい装着後、細く切った厚紙等で両側から
押して位置合わせをする必要があり、面倒です。
フジクロームのスライドはプラスチック製で厚くガイドで挟むと動かず装着後の位置調整ができません。
ガイドは1コマ毎に脱着する必要があり、さらに面倒です。
ネガフィルムは薄いのでスペーサーが必要となります。
右上側のガイドで右下側のガイドを挟み、これにフィルムを等します。
フィルムは自由に動くので装着後、左右の端を引っ張って位置調整をします。
ガイドを装着したままでフィルムの差し替えができますが、上下寸法に若干の遊びがあるので慎重に位置合わせする必要が
あります。
予想しなかった問題
スキャンしたデータをパソコンで見たところゴミがたくさん写っているのに気が付きました。
ゴミはフィルムのカビや汚れの場合があり、これは画像ソフトで除くしかありません。
静電気でフィルムがゴミを吸着する場合もあります。
これは、柔らかいブラシや手動のエアブロワーで除けます。
ところがスキャナー自体に溜まるゴミがあることが判りました。
フィルムガイドの下に乳白板がありその下に照明用のLEDがあると思われます。
乳白板にゴミが付着し、増えていきます。
問題は乳白板は奥まった内部にあり簡単には取れないことです。
説明書にゴミのことは一切、触れていません。
メーカー側も気付くはずですので、敢えて無視していると思われます。
内部にブラシやエアブローは届かずゴミを取れません。
一瞬、最早これまでかと思いましたがカメラ店に行き強力なエアスプレー缶を買ってきました。
エアスプレー缶
このスプレー缶は強力で以下の注意書きがありました。
* カメラのレンズ、ファインダー、ミラーなどのガラス面やモニター画面に直接、噴射しない...
* イメージセンサーに向けて絶対に噴射しない...
カメラ店で販売しているのに何処に噴射する目的のスプレーでしょうか?
ゴミが取れなければ「終了」ですので細かい事は気にしていられません。
細いノズルをフィルムガイド取り付け口の隙間から差し込み、乳白板に噴射しました。
大部分のゴミは取れましたが、極僅かなゴミが1〜2個所残っています。
ひょっとしたら撮影レンズに付いたゴミかもしれません。
この場合は除去は不可能です。
位置やサイズ的に気になる程ではないので我慢しました。
ゴミは絶えず付くので噴射は頻繁に行う必要がありました。
ポジ、ネガ10000コマ程度をスキャンし、そのうち1000コマ程度を保存しました。
大きなスプレー缶でしたが1本を消費しました。
これだけのコマ数ですと自分でスキャンした方が安上がりですが量が少なければスキャナの値段が回せるのでカメラ屋に
頼んだ方が安くて確実かもしれません。
今回、ゴミに悩まされたのは予想外でした。
エプソンなどで販売されているフラットヘッド型のスキャナーの方が良かったのかもしれませんが使っていないので何とも
言えませんし、これはこれで別の問題があるのかもしれません。
一応、スキャンは終了したので買い直すことはありません。
前述したように120フィルムの6×7ポジ、ネガはカメラ店に依頼する予定です。
現在のフィルム状況
デジタルカメラの性能向上に伴いフィルムカメラは衰退し生産が終了となりました。
コダクロームもエクタクロームも生産終了になりました。
その場で画像データが得られるデジタルカメラはレポート、報告書の文書に写真を貼付する等の実務に便利です。
プロのカメラマンにとっても、その場で全世界に写真データを送れるので便利になったはずです。
ただ、私にとって写真を写す楽しみは無くなりました。
私のフィルムカメラは全部機械シャッターですので絞りとシャッタースピードは自分で決める必要がありました。
露出合わせは内蔵の露出計を使いますが、単独露出計も持ち歩いていました。
露出計無しでも絞りとシャッタースピードを決められるように常に頭のなかでイメージしていました。
ピント合わせも勿論、手動です。
港で飛んでいるカモメに望遠レンズで素早くピントとフレーミングを合わせる練習もしました。
購入したクラシックカメラで写真を写すために使い方を書いた書籍を購入したりしました。
写真を写す事よりカメラを操作することに楽しみを感じていたようです。
最初に使ったカメラがデジタルカメラであった若い人はどのように感じているのでしょうか。
写真に集中出来て良いのかもしれません。
衰退したフィルム写真ですが、完全に無くなった訳ではないようです。
レコードのようなアナログブームがアメリカであり、特定のユーザーが存在するようです。
最近、エクタクロームが再発売されたというニュースをネットで見ました。
フィルムカメラの新発売はありませんが中古のフィルムカメラの買い取りの広告は目にします。
今後もフィルムが入手出来るなら、また写真を写す気になるかもしれません。
多数のフィルムカメラは未だ手元にあります。
スキャンした35mmポジ
自分でデータ化したスライドフィルムの一部をUPします。
1400万画素でスキャンしましたが2200万画素でスキャンしたものが少数あります。
実際の大きさは1400万画素で4320×2880、2200万画素で5728×3824です。
ホームページにUPするには大きすぎるので、すべて600×400に縮小してあります。
縮小以外は画像処理をしてありませんのでカビやシミによる汚れが目立つコマがあります。
原画は全てスライドマウントされているのでスキャンサイズに対して寸法の余裕がなく、スライド枠が微かに見えているコマが
あります。
今思えばスライドマウントせず現像だけにすればよかったのですが当時はスライドプロジェクターだけが鑑賞の手段でしたので
現像に出せば全てマウントされて戻ってきました。
スキャンした35mmネガ
ネガは旅行のスナップとか個人的な写真が多くUPするのに適さないものが多いので、ここではカメラのコレクションとか
栽培植物の写真等を主にUPします。
栽培植物は以前、プリントをスキャンしたものをUPしたことがありますが今回はフィルムスキャンで内容的には重複する
ものがあります。
1400万画素でスキャンしましたが2200万画素でスキャンしたものが少数あります。
実際の大きさは1400万画素で4320×2880、2200万画素で5728×3824です。
ホームページにUPするには大きすぎるので、すべて600×400に縮小してあります。
縮小以外は画像処理をしてありませんのでカビやシミによる汚れが目立つコマがあります。
ネガフィルムの場合、退色したコマが目立ちます。
保存が悪かったので何とも言えないのですが現像所の処理に優劣があるような気もします。
プリントして保存した方が長持ちするようです。
スライドのようにマウントされていないので位置合わせには多少、余裕があります。
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ニコンF2AS | ニコンF2チタン | ニコンS3 | マイクロニッコール | 接写装置 |
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ライカM6 | ライカ3G | ライカ3F | タンバール90mm | ライカ |
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シュスラン中透け | シュスラン縞 | シュスラン黄葉 | ツユクサシュスラン覆輪 | ツリシュスラン
縞 |
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カヤラン | ベニカヤラン | ベニカヤラン素芯 | ヨウラクラン | カシノキラン縞 |
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ジカバチソウ覆輪 | ヒメフタバラン中透け | トンボソウ覆輪 | ハクサンチドリ | カモメラン |
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ナギラン赤花縞 | イワチドリ白覆輪 | コクラン覆輪 | ネジバナ覆輪 | マメヅタラン覆輪 |
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ユウシュンラン | ムカデラン | ウスユキソウ | トリカブト斑入り | イチョウシダ |
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アマガエル | 場所不明 | 場所不明 | ネオン電球 | 夜店1977年 |
色補正
上の写真で判るようにネガのスキャンデータはゴミ、汚れ、退色のコマが目立ちます。
ゴミ、汚れはパソコン上の画像ソフトで除去することになりますが上の写真はスキャンした生データです。
退色はスキャン時に色補正することで改善されます。
私の場合、赤の色素が抜けて緑がかったコマが多く見られました。
赤を+することで、かなり良くなります。
色補正はスキャンデータに対しパソコン上のソフトでも出来ますがjpeg画像ですので処理毎に画像が悪化します。
反省点
最初の時点でネガ、ポジの保管が良ければカビやシミによる汚れを軽減出来たと思います。
大量のネガが何を撮影したものか判らない事が多々ありました。
ネガシートホルダーにメモを添付しておくべきでした。
私は富貴蘭を多数、栽培していて生長記録の写真を大量に残しました。
富貴蘭は似た品種が多くラベルが無いと見分けが出来ない場合が多いので写真自体にハッキリ確認できるラベルが写るように
しておくべきでした。
スキャナーに付着するゴミに悩まされるとは予想できませんでした。
フラットヘッドタイプのスキャナーも検討した方が良かったかもしれません。
6×7フィルムのデータ化
RB67プロS
65mmF4.5
6×7サイズの写真は全てマミヤRB67プロSで写したものです。
重くて若干面倒くさいですが慣れると使い易いカメラです。
趣味とは面倒くささを楽しみに変えることです。
交換レンズは広角65mmF4.5(35mm換算32mm)、140mmF4.5マクロ(35mm換算70mm)
、望遠250mmF4.5(35mm換算123mm)の3本を所有しています。
140mmF4.5マクロ
250mmF4.5望遠
シャッターはレンズシャッターでレンズ毎にセイコー#1シャッターが内蔵されています。
シャッタースピードは最高速が1/400秒ですが全速にストロボが同調します。
シャッターチャージとフィルム巻き上げは別々に行う必要があり一動作では出来ません。
フィルムホルダーは交換式で撮影中に何時でも交換出来ます。
予め複数のフィルムホルダーにフィルムを装填しておけば現地でスピーディーにフィルム交換が出来ます。
フィルムホルダー
左上 ポラロイド87、88用
右上 ポラロイド105、107、108用
左下 120フィルム用
右下 引き蓋(遮光用)
フィルムホルダーは90度回転できるのでワンタッチで縦横画面を切り替えることが出来ます。
ファインダーとファインダースクリーンは交換可能です。
CDSプリズムファインダー
上の写真は別売のCDSプリズムファインダーです。
露出計内蔵で便利ですが結構重く、重いカメラが余計に重くなります。
露出計は絞りとシャッタースピードに連動していません。
読み取って別途、ファインダーにセットする必要があります。
デホルトはウエストレベルファインダーですので単体の露出計を持ち歩く必要があります。
カメラと交換レンズ交換アクセサリー一式を持ち運ぶと重労働になります。
中型カメラとしては安価でコストパフォーマンスが高いと思います。
スキャンした6×7のポジ
購入したスキャナーは35mm専用ですのでデータ化はカメラ店に依頼しました。
殆どが花火の写真です。
ネガでは花火の色彩は出ません。
今考えると重いカメラで、よく面倒な写真を撮ったと思います。
データ化はカメラ屋さんに依頼したのですが2400万画素とのことで大きさは5021×4096でした。
購入したスキャナで35mmフィルムを2200万画素でスキャンしたときの大きさと殆ど変わりませんが1コマ当たりの
データ量は5倍になっていたのでJPEGの圧縮率が低いと思われます。
フィルムの面積は35mmの4.5倍程度ありますが、あまり大きく表示することも出来ず760×620に縮小します。
費用は基本料金+1コマ当たり400円程度と結構な金額になります。
スキャンした6×7のネガ
ネガフィルムもカメラ店でデータ化してもらったものです。
元図の寸法、縮小サイズはポジと同じです。
やはりネガは退色の目立つコマがあります。
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浄土ヶ浜1980年頃 | 浄土ヶ浜1980年頃 | 浄土ヶ浜1980年頃 |
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