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 3.3Vスイッチング電源

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製作した電源

 ある目的で3.3V1.5A程度の電源が必要になり、手持ちの部品で製作してみました。

回路図

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回路図

トランス

 手元に12V1Aの電源トランスがあったので、これを使う事にしました。
 ただし、単にトランスの2次電圧を整流、平滑した後、3端子レギュレータで安定化した場合、得られる電流は1A以下です。
 そこで、MC34063Aを使用した降圧インバータとしました。
 降圧インバータは電圧を下げるかわりに電流を増すことが出来ます。
 丁度、車の変速機に似た働きがあります。

インダクタ

 インダクタはジャンク基板から外したもので詳細は不明です。
 形状:トロイダルコア、外形20φ、内径12φ、高さ10mm
 材質:不明
 巻き線:1.2mmフォルマール線32回巻き(オリジナルのまま)、インダクタンス56uH(実測)

パワートランジスタ

 PNPのスイッチング用を使います。
 選択肢は多くありません。
 2SA1329も使えます。
 (私は2SA1329を買い溜めしてあります。)

スイッチングダイオード

 手持ちの40V3Aのショットキダイオードを3本パラにしています。
 出力を連続短絡すると、唯一、このダイオードが発熱するので、多少、余裕を持たせています。
 トランジスタの形状(TO−220)で10A定格のものがあれば、放熱も楽ですが。
 尚、出力を短絡したとき、4A近い短絡電流が流れます。(実測値)
 パワートランジスタの入力側の電流は負荷短絡でも0.5A程度ですので、整流用のダイオードは大抵のものが使えます。

負荷特性

負荷特性データ

負荷特性グラフ

 負荷電流1.5Aで設計したのですが、2Aまで十分使えます。
 負荷の短絡にも耐えます。
 リップルノイズは負荷解放の時が一番大きいのですが、100mVP−P以下です。


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