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家には006P電池を使用する機器が何台かあります。
006P電池はマンガン電池で100円程度、アルカリ電池で200円程度しますが、すぐに消耗してしまいます。
そこで、充電可能なニッケル水素の006P電池を購入し、充電器を製作しました。
ニッケル水素の006Pには7セルのものと6セルのものがあります。
私が製作したものは7セルの電池専用で、6セルのものには使用出来ません。
若干、回路を変更すれば6セル専用のものも作れますが、その場合はMAX713のデータシートを参照してください。
スイッチで6セルと7セルに切り換える方法もありますが、電池を、どちらかに統一した方が間違いがありません。
製作といっても秋月のキット(ΔV制御・超急速充電器)の回路定数を006P用に変更しただけです。
MAX713以外に特殊な部品は無いので、キットでなくても構わないのですが、地方では部品の入手が大変です。
充電器外観 | 充電器内部 | 回路図 |
電源スイッチは背面に付いています。
秋月のキットを使用しています。
キットの回路図から値を変えた抵抗には*印を付けてあります。
セルの数は7、充電電流は約80mA、最大充電時間は264分に設定してあります。
製作した充電器で何度か充電してみました。
空の電池は2〜3時間で充電され、充電は自動的に停止します。
しかし、充電がスタートしないことがありました。
この電池は新品未使用であり、このレポートを書くために浅い充電を繰り返した時でした。
この場合、電池をスナップから外した状態でスタートさせ、この後でスナップに装着すれば充電できます。
しかし、すぐ充電が停止してしまいます。
もちろん充電されていないので、使用してもすぐ電圧が落ちてしまいます。
内部抵抗が高くなっている様です。
このような時は充電を再度スタートさせます。
2回目は30分位で停止し、3回目はさらに2時間位で停止しました。
これくらいの時間、充電すれば十分のはずで、これ以上は過充電のおそれがあります。
これで、使用可能となりましたが、このサンプルの今後の充放電サイクルが、どうなるかは不明です。
原因として
*新品未使用の電池は、このようなことが起こりうる
*試験として浅い充電を繰り返したためメモリ効果が発生した
*電池が不良品である
上記のどれかが原因と思われます。
以上のように、検討課題もありますが、充電器として実用に耐えます。
このキット(MAX713使用−ΔV制御超急速充電器キット)のシルク印刷は値だけで部品番号がありません。
しかも、回路図の値とシルク印刷で値が異なるものがあります。
従って、回路図の部品を、どこに実装するか、判りにくいです。