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 ハードウエアとソフトウエア

パネル表面の説明

*** ハードウエアに関して ***

* 出力端子の使用

 出力はポートと直列に330Ωの抵抗を付けただけです。
 GNDや5Vとショートしても壊れませんがこれ以上の電圧には直接接続しないでください。
 負荷を大きく取りたいときは出力にトランジスタ、MOSFET、フォトカプラ等を接続してください。

* LEDの電流制限抵抗

 回路図ではLEDに青色を使用した為、電流制限抵抗330Ωで約3mA流れ、これでも明るく光 ります。
 LEDを赤色に変更した場合、10mA程度流れますので1KΩに変更してください。

* リアルタイムクロックに関して

 このユニットはSDA,SCL,INT端子にユニット内部でプルアップ出来る様になっていますが 内部ではプルアップせず、外部でVCCにプルアップします。
 CLKE端子は内部でプルアップされているので、このままではバックアップ中にRTCからクロ ックが出力されます。
 電源オフ時のPICの入力端子はGNDと短絡状態ですのでRTCのクロック出力端子にストレス が加わるし、キャパシタのエネルギーをすぐに消費してしまいます。
 そこで、CLKE端子を外部でVCCにプルアップします。
 電源オフ時VCCは0となるのでCLKE端子はプルダウンされ出力は停止します。
 この時外部のプルアップ抵抗の値は内部の1MΩより小さくする必要があります。

* ブザー

 ブザーは手元にあったものを使用しましたが、発振回路内蔵のもので3mA程度の消費電流でした。

* RS232C

 考えれば用途はあるとは思いますが、現在のところ使用していないので取り外して結構です。
 そのときは、ソフトでRS232C使用の宣言を削除し、対応するポートを出力に設定してください。

*** ソフトウエア ***

 ソフトはCCS.Cを使用しました。
 CCS.Cは組み込み関数が多く、スタートアップルーチンやベクタテーブルを書く必要もないので楽です。
 ただし、細かい部分で一般的なCと違いや制限があります。
 デバッガを持っていないので液晶の表示やLEDの点灯具合で机上デバッグを行いました。
 シュミレータはこの場合全く使えません。
 そのような訳でまだバグが取り切れていない可能性がありますが、一応使えます。
 IIC通信をデバッグするときはデジタルオシロがあると便利です。
 RTCとPICの交信はIICで行われますが、連続でアクセスすると読み書き出来ないことがありました。
 要所、要所にディレーを入れると読み書きできることが解りましたが、どこに、どれだけの時間を 入れたら良いか解らず、IICの通信個所は多いので結局ディレー関数だらけになりました。

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