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鈴虫 | 白縞 |
今、富貴蘭の「鈴虫」は安く買えますが何十年も前は恐ろしく高かったのです。
当時私は割子1本を現在の何十倍の値段で買いました。
ところが私は鈴虫を上手く作れませんでした。
まず、根出しが悪く、なかなか綺麗な株になりません。
天葉が凝りやすく酷い場合は芯止まりになってしまいます。
一時は枯らしそうになったのですが砂植えにしたところ持ち直しました。
品種によって水苔植の方が調子の良い物と砂植の方が調子の良い物があるようです。
この傾向は棚によって、人によって違うかもしれません。
そう言う訳で何十年の結果が写真の素焼き鉢、砂植の2鉢です。
ところで一本の株の天葉に白縞が出ています。
棚の隅に置かれて関心が薄れていたので、この状態で、やっと気付きました。
ただ、葉一枚にだけ斑がでて消えてしまうことも、よくあるので控えめに見ています。
写真の鉢は全て兄弟株ですので他の株にも斑が出れば良いのですが。
白花 | 赤花 | 赤花(翌年) |
マユハケオモトはアフリカ原産の彼岸花科の球根植物と言われていますが一般的な球根のイメージはありません。
初秋から初冬にかけて生育し春から夏の期間は休眠します。
白花種は葉が1年以上保つので常緑ですが赤花種は夏に落葉します。
いずれも9月に新葉を展開し開花します。
明るい日陰で生育するので明るい室内で育てる事ができます。
寒さに対しては比較的強く凍らせなければ大丈夫ですが厳冬期には水を控えます。
休眠期も水は控えめにします。
水はけの良い用土に植えます。
小豆粒大の赤玉土7に小豆粒大の軽石砂3で植えています。
生育が緩慢ですので肥料も少な目で済みます。
発酵油粕の玉3〜5個を鉢の隅に置きます。
仔芽が出るのである程度生長したら株分けで殖やします。
翌年(2024年)は夏の記録的な暑さの為か赤花の開花が10月半ばになりました。
前年より花は大きく見栄えがします。
マユミ | 実 |
庭の隅に樹高1.5m位のマユミの木があります。
毎年、沢山の実を付けるのですが今年は特に良く付きました。
9月中旬に剪定をしているので若干、実を落としたのですが、それでも良く残っています。
丈夫な木で病害虫で大きなダメージを受けることは無いですが電気虫(イラガ)は毎年発生します。
大きな被害を出す訳では無いので目立たず、剪定の時に刺されて気付くことが多いです。
最近は革手袋を必ず着用しています。
蝋梅(ロウバイ)は中国原産で真冬に開花する数少ない花木です。
我が家のロウバイは元日前から咲き始め写真は1月5日撮影です。
花弁には蝋細工のような質感があり微かな芳香があります。
ロウバイは本来、花の中央部に紅褐色の着色があるのですが最近は黄色一色の素芯蝋梅の方をよく見ます。
素芯とは一般的に白、黄色、緑系統の花の中心部に紅、茶褐色の斑点や汚れの無いスッキリした単色の花を示します。
ただし、春蘭、寒蘭等では花弁の位置によって色や形が異なっていて下側の唇弁(舌)の汚れの無い花を素芯といいます。
この場合、他の花弁の色に拘わらず唇弁は白一色となる場合が殆どですので「白花」と呼ばれる場合があります。
花弁が緑色の場合は単に素芯、花弁が黄色の場合は「黄花素芯」、花弁が朱色の場合は「赤花素芯」などと呼ばれます。
米栂虎斑 | 陰作り | 挿し木苗 |
最初の写真はギャラリーで紹介済みですが米栂(コメツガ)の虎斑品種です。
亜高山帯に生える喬木で栂に似て葉が細かいので、この名前が付きました。
これは、その変異品種で日に当てると葉が黄色になります。
日が強ければ黄色が冴えますが、やりすぎると落葉して枝枯れを起こします。
元々、暖地の気候に合っていないこともあり。管理が面倒です。
何十年も前に山草店で購入しましたが一向に大きくならず徐々に弱ってきました。
そこで虎斑を諦め、遮光した温室内で管理しています。
2枚目の写真のように葉色は濃緑になりましたが手は掛からなくなりました。
簡単ではありませんが挿し木で殖やすことが出来ます。
3枚目の写真は挿し木で殖やした株です。
話は横道に逸れますが、以前、製材機械のメーカーに依頼されて材木の強度と含水率を計測する装置を開発した
ことがあります。
そこで「コメツガ」と発言して笑われた事があります。
この世界では米栂は北米産輸入材の「ベイツガ」指す事を知りました。
ボウラン | 仔芽 | 発根 | 植え換え |
写真はボウラン(青軸素芯花)です。
20年以上栽培していますが全く殖えませんでした。
最近になって、やっと原因が判りました。
ボウランは上へ上へと伸びていくので草丈が長くなり根元は落葉して見栄えが悪くなります。
そこで、フウランの様に毎年、古い茎を切断して上へ上へ根を出させるように育てていました。
間延びも抑えられ木の老化も防いで見栄えもよかったのですが全く殖えません。
ボウランの場合、木が老化しなければ仔芽を出さない様です。
何年か植え替えを怠って、やっと仔芽を出しました。
ただ、親木は間延びして下葉も落ち、見た目が悪くなります。
フウランの場合は逆に親株が古くなると仔を出さなくなります。
その後、親木の途中から立派な根が2本出ました。
そのままにすると衰弱するので切断して植え換えることにしました。
購入して約30年、やっと2鉢になりました。
用土は軽石の中粒とベラボンの中粒の混合ですが上部を軽石の大粒で押さえています。
地植えのシンビジュームは以前にも紹介しましたが、その後も毎年、開花しています。
写真の株は素芯花を咲かせています。
開花は寒さの厳しい2月頃ですので開花期間も長くなります。
春蘭や寒蘭に比べ花や特に葉姿の品格は劣りますが栽培は容易です。(暖地に限ります。)
ポイントは植える場所で、常緑樹の株元などが適しています。
この場所に春蘭や寒蘭を植えても育たないと思います。
開花中のツツジ | 剪定直後のツツジ |
庭木が沢山あるので植木屋さんを頼むのですが費用が嵩むので9月〜10月に1回だけ依頼します。
しかも背の高い木と見た目が気になる生け垣だけ依頼し背の低い木は自分で行います。
春から夏に咲く花木の多くは秋に剪定すると花芽を除去することになり翌年、開花しません。
しかし、秋に剪定しても咲く種類もあり、正確には樹種毎に覚える必要があります。
果樹のように開花前に必要量の花芽を残して剪定する場合もあります。
ツツジは花が終わった直後の5月初旬に剪定します。
萌芽力が強いので刈り込み鋏で刈り込んだ後に剪定鋏で全体を透かします。
私は歯の掃除にジェットウオッシャーという器具を、かなり前から使っています。
トラブルが多く短期間で買い換えるので6台くらいは購入していると思います。
最近、他のメーカーも同様の製品を出し始めたようですが今までパナソニック製品しか手に入りませんでした。
修理に出すと空白期間が発生するので即、買い換えていました。
最初のトラブルは水圧でノズルが外れてしまうというものでした。
仕方がないので指でノズルを押さえながら使いましたが面倒でした。
ノズルのストッパーが片側から押さえる構造で外れやすかったのだと思います。
次のモデルからストッパーが両側から挟み込む構造に変更されました。
給水タンク内が負圧になってモーターが止まってしまうということも有りました。
タンク内の水をモーターで吐き出すのですが同時に外気を吸い込まないとタンク内が負圧になってしまいます。
何らかの原因で外気が吸い込めなくなったのだと思います。
この負圧はモーターが止まるほど強烈で給水口も開かなくなります。
少し時間を置いて底蓋を開け外気を導入します。
しばらく給水口を少し開けたまま使用していましたが買い換えました。
今回は購入後2年でバッテリーに充電できなくなりました。
電池交換の為に修理に出すと空白期間が発生するので新品を購入しました。
購入した店は前回と同じ量販店です。
見た目は全く同じ、構造も同じですが製品番号が一つ増え値段は約五千円高くなっていました。
故障した製品ですが、このまま資源ゴミにするのは勿体ないと思い、こちらはこちらで電池交換を頼んでみました。
店員はメーカーに確認してみますと席を立ち、しばらくして戻ってきました。
回答は「生産終了した一つ前のモデルで修理が可能かどうか検査するのに4千円かかる。」というものでした。
修理できない場合は4千円が戻らず、修理が可能な時はさらに修理費用が発生するというものです。
メーカーか量販店か判りませんが電池交換に乗り気でないようです。
電池交換の依頼を諦め自宅に帰り 「ジェットウオッシャー 交換電池」 で検索したところ純正交換電池を通販している
サイトが見つかりました。
自己責任で電池交換をすることにしました。
電池は送料込みで1300円程度でしたので直ぐ注文しました。
ここで大きなミスを犯しました。
電池の型番をよく確認せずに注文してしまったのです。
届いた電池は2本組で電極の形状が異なります。
電圧を計ると1.27Vでした。
古いモデルはニッケル水素電池を2本、使用していた事を思いました。
仕方無しに同じサイトに注文し直しました。
今度は正規の電池が入手出来ました。
3.6Vのリチウムイオン電池1本が送料込みで980円でした。
ジェットウオッシャーの説明書に電池をリサイクルするときの手順が載っているので、それにそって分解して電池を交換し、
後は逆の手順で組み立てれば良いので簡単です。
電池を交換した本体を充電器に差し込んだのですが充電しません。
試しに買い換えた製品の充電器に差し替えたところ正常に充電しました。
ここで初めて電池ではなく充電器に問題があることに気が付きました。
充電器本体はACプラグに付いているのですが、そこから充電スタンドまでコードを延ばしています。
充電スタンドのカバーを開け電圧を計ると充電するのに必要な電圧が出ていました。
後は本体のピン(オス側)とスタンドの電極(メス側)接触不良しかありません。
電極は樹脂製のスタンドに付けたまま半田付け出来ないので簡単に外せるようになっています。
電極を外して接触部を見ると金メッキが摩耗して傷んでいるようにも見えますが変形して接触しにくくなている可能性も
あります。
金メッキは出来ないので半田メッキし、電極を少し曲げて装着したところ正常に充電するようになりました。
これでジェットウオッシャーは2台体制?になりました。
ローテーションしながら使えば少しは長く使えると思います。
外したリチウムイオン電池はまだ使えたのかもしれませんが一応2年間働いたということで資源ゴミに出します。
間違って購入したニッケル水素電池は自作の充電器で充電出来るので何らかの活用を考えます。
鉢植えのトマト | 使用した肥料 | ゴミ除けネット | 尻腐れ病 | 収穫したトマト |
我が家は祖父の代までは農家だったので植物に対する最低限の興味は受け継いでいるように感じています。
私自身は農業の経験は無いのですが趣味と実用を兼ね果樹のレモン、柿、ブルーベリーなどを育てています。
山菜の蕨やアシタバは苗を購入して庭に植えたところ勝手に殖えています。
ここ、5年くらいトマトの栽培に挑戦しています。
農業の知識、技術は受け継いだ訳ではないので素人としてゼロからのスタートです。
トマト、特に大玉トマトは難しいと言われています。
実際に挑戦すると色々、注意点があることに気付きます。
どこに植えるか
畑に植えるか鉢、プランターに植えるかですが、私は鉢とプランターに植えています。
トマトには忌地と言われる連作障害が発生し生育が悪くなるので毎年同じ場所に植えることが出来ません。
接ぎ木苗であれば障害が軽減されると聞きますが、どの程度軽減されるのか理解していません。
鉢やプランターなら全部の土を換えるので忌地の問題がありません。
鉢、プランター植の長所
・ 忌地の心配が無い。
・ 安い自根の苗が使える。
・ 整地などの手間が省ける。
・ 土壌線虫などの害虫の心配が無い。
・ 玄関の近くなど目の届く場所に置ける。
・ 必要に応じ場所を移動出来る。
鉢、プランター植の短所
・ 鉢、プランターが必要。
・ 用土を購入する必要がある。
・ 使用済み用土の廃棄や再処理が必要。
・ 乾きやすく灌水の手間が増える。
鉢、プランターの準備
鉢の大きさは大きめのほうが管理が楽ですか用土が沢山、必要になります。
私は直径36cm高さ36cm程度のプラ鉢に苗を1本、合計4鉢、2鉢程度の容量のプランター1つに苗2本、合計
6本を毎年植えています。
用土の準備
私の地域では春の始めに野菜用土の特売が行われます。
30リットルの用土が3袋で1000円とか5袋で1500円程度ですが年や地域によって変わると思います。
私の上記の鉢ですと30リットル3袋程度は必要になります。
苗の購入
私の地域では3月末から4月初めにトマト苗が園芸店に並びます。
育てやすいミニトマトの苗が多く大玉トマトの苗は少ないです。
殆どが接ぎ木苗ですが桃太郎の自根苗が少数並ぶのでこれを購入しています。
常に見張っていないと売り切れてしまいます。
勿論、接ぎ木苗でも問題ありません。
桃太郎の場合、接ぎ木苗は1本300円程度ですが自根苗は半値以下です。
新品種の場合、多少高価(500円程度)になります。
畑で育てる場合は接ぎ木苗にします。
植え付け
鉢底少量の鉢底石を入れます。
鉢底石として販売されているものもありますが私は蘭の植え替えに使っている軽石の中〜大粒を使いました。
野菜の土は軽く、そのまま袋から鉢に注げば良いので簡単です。
接ぎ木苗の場合、接ぎ口が出るように植えないと接ぎ口の上から自根が出て接いだ意味がなくなります。
強風で折れてしまう可能性があるので最初から支柱は必要です。
肥料
購入した野菜の土は元肥入りと書かれていましたが追肥は必要です。
何の肥料が良いかというデータも無いので思いつきで買っています。
今年は窒素、リン酸、カリのバランスの取れた速効性の化成肥料を使いました。
油粕のように窒素分の多い肥料を使うと木ばかり茂ります。
トマトにはカルシウム分が必要という事ですので苦土石灰を時々、撒いています。
苦土石灰は粉末ではなく顆粒を使います。
病害虫
毎年、新しい土で植える為か木に対する病虫害は殆どありません。
しかし、果実に対する病害虫は結構、深刻です。
まず、果実が尻から腐る尻腐れ病があります。
これはカルシウム不足による生理現象だと言われています。
前述の苦土石灰やスプレータイプの薬剤で対策しても発生率が下がるだけで根絶はできません。
虫害はオオタバコガの幼虫による食害が深刻です。
体長3cm位の蛾の幼虫(イモムシ)です。
1個の果実に留まらず移動して食い荒らすので大きな被害が発生します。
今年は台所のゴミ取りネットを被せてみましたが効果ありませんでした。
食物ですので薬剤散布は躊躇しますが来年は散布を検討するつもりです。
実が青い早い時期に散布すれば孵化して間もない若齢の虫に効果があると思います。
その他、カラスや害獣の食害もあります。
去年はカラス3羽の親子?が毎日来ましたが今年は来ていません。
ゴミ取りネットはカラスに警戒心を持たせるのかもしれません。
病害虫ではありませんが、自分の重さて果実を付けた枝が裂けて取れてしまったのが2件ありました。
収穫
4月中旬に苗を植え6月中旬から収穫しています。
小玉は少なく殆ど中〜大玉です。
7月1日現在45個の収穫です。
まだ、多少の収穫が可能ですので1株あたり9〜10個の収穫になりそうです。
病虫害や事故等のトラブルがなければ倍位は採れそうです。
廃土の処理
鉢底石は水洗いして長期間、野ざらしにして再利用しています。
野菜の土は腐葉土等の有機質成分を多く含んでいるので枯れた根等のゴミを除けば量は減っています。
私は庭に撒いていますが、天日干しして新しい土を加え草花の用土に再利用することも可能だと思います。
自生場所 | 斑入り1 | 斑入り2 |
アカメガシワ(赤芽柏)はトウダイグサ科の落葉高木です。
春の新芽が赤いことと葉が柏のように大きいことから名付けられたと思います。
柏はブナ科ですので植物学的な関係はありません。
鳥が種を撒き散らすのか至る所に生え生長が早く用途も無いので厄介者扱いです。
普段は見向きもしないのですが散歩の途中、道端の藪に斑入りの個体を見つけました。
1枚目の写真は自生していた場所です。
2枚目、3枚目の写真は斑入りの葉を拡大したものです。
広い範囲の枝で安定した斑が入っています。
葉が大きいので見応えがあります。
挿し木で殖やせないか樹木の繁殖用の書籍を見たのですがアカメガシワの項目はありませんでした。
栽培記事があるのかネットを検索したのですが見つかりませんでした。
栽培植物としては認識されていないようです。
ただ薬用植物としての記載があるので極、狭い分野で利用されているかもしれません。
生長が早いという事は鑑賞植物としては扱い難いので栽培は諦め、写真での記録に留めました。