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浸み壺付け | 溶岩付け | 1年前に付けたもの |
紫蘭は日本に自生する地生蘭で最も丈夫だと思います。(暖地であれば、畑で栽培出来ます。)
着生蘭で最も栽培が容易なのは「ムカデラン」だと思います。
木や石、ヘゴ、陶器、コンクリートブロック、何でも着生します。
耐寒性に関しては、静岡では無加温で大丈夫です。
明るい場所でも、暗い場所でも大丈夫ですが、明るすぎると葉が茶紫色になります。(枯れはしませんが。)
茎は細く、根の方が太いです。
一旦、活着すれば、水切れにも強く、長期間栽培しても枯れずに、どんどん増えます。
夏に紫色の小さな花を付けます。
ある程度、大きなものに着生させた方が見栄えがします。
最初の写真は、浸み壺に付けた物です。(作業直後)
活着するまで、ミシン糸、ナイロンの釣り糸などで縛って置きます。
浸み壺には水を入れなくても、通常の潅水だけで大丈夫だと思います。
ただ、活着するまでは、乾かさないように注意します。
何年か経てば陶器の地肌が見えないくらいに殖えると思います。
次の写真は溶岩の軽石に付けたものです。
最後の写真は、1年前に付けたもので、既に活着しています。
もう少し縛って石に密着させた方が生育が良いと思います。
ドウダンツツジ | シャクナゲ |
つつじの仲間は種類が多く、強健なものも、弱いものもあります。
落葉性のつつじやシャクナゲは、多少、面倒です。
つつじ類に必要な作業は、花がら摘みです。
これを怠ると種子が出来て、強健な種類でも木が弱ります。
花弁だけ抜いても駄目で、子房を取り除かなければなりません。
大紫つつじのように大型で強健で花付きの良い種類は、花がら摘みが大変ですので、強く刈り込んでしまうのが簡単です。
弱い種類は、強い剪定を避けます。
その他、管理面で気を付ける点は、根元を乾燥させないことです。
最初の写真は芽だし前のドウダンツツジです。
ドウダンツツジは長年、良い状態に保つのは、結構大変です。
写真の株は、根元を乾燥させない様に、下草で保護しています。
下草はリュウノヒゲとアイビーです。
次の写真はシャクナゲです。
シャクナゲは植える場所に配慮が必要です。
この場合、南側と西側には、他の常緑樹が植えられているので、朝日しか当たりません。
根元は鞍馬苔に覆われています。
松葉蘭の自然実生 | 自宅北側での自生 | 自宅東側での自生 | 東側垣根の根元 |
以前、道路端のコンクリートの割れ目に松葉蘭が自生しているのを紹介しました。
これは自宅の植木鉢に自然に生えた松葉蘭です。
園芸店で大鉢に植えられた松葉蘭の近くに実生苗が生えているのを見たことがあります。
自宅では、松葉蘭の鉢植えが近くには、ありません。
温室内に、青龍角と福禄寿の2品種がありますが、場所が離れています。
植え替えをサボった為、用土が落ち着いて、生え易い環境が出来たと思いますが、胞子は何処から飛んできたのでしょうか。
ひょっとしたら、環境さえ整えば、何処にでも生えるのかもしれません。
ただ、松葉蘭を知らない人には、雑草にしか見えないかもしれません。
<追記>
その後、自宅北側の日の当たらない通路に自生しているのを見つけ、写真を追加しました。(写真2枚目)
<追記>
さらに追加(2022/11)(写真3枚目、4枚目)
3枚目の写真は15cm程度の株で胞子が付き始めています。
4枚目の写真は25cm程度の株で胞子が疎らに付いていますが細長く見栄えがしません。
ブーゲンビリアというと南国の植物というイメージがあります。
育ててみると、寒さに結構、強いようです。(品種によるかもしれません。)
写真は12月22日に写しました。
ここ何日かは、冷え込んで、朝は氷が張っています。
それでも自宅のブーゲンビリアは、軒下で花(実際は葉の変化したもの)を咲かせ、葉芽も動いています。
現在は鉢植えですが、これなら、地植えに出来るかもしれません。
実際、近所には地植えの株があるとのことです。
ただし、ここは静岡ですので、寒冷地の人は真似しないでください。
枝にトゲが無ければ、もっと良いのですが。
余談ですが、ブーゲンビリアという名前から、原産地がブーゲンビル島であると、長い間、勝手に思いこんでいました。
本当は発見者の人名に由来した名前で、中南米が原産地だそうです。
鉄砲虫はカミキリムシの幼虫で、樹木の幹に侵入し、枯らしてしまいます。
特にモミジの木が好きなようで、我が家では大きくなったモミジの園芸品種を何本も枯らされて大損害です。
写真はレモンの木の根本を写したものです。
挿し木苗を2本植えたのですが、既に1本は枯らされています。
根元にアルミテープを巻いたら効果があるかもしれないと思い、実行しました。
残念ながら写真のようにテープごと穴を開けられています。
ただし、これは巻く以前に幹に入っていたものが出てきたようで、その後は被害にあっていません。
本当に効果があるかどうかは判りませんが、興味のある人は試してみてください。
結果の保証は出来ませんし、見た目も少々悪いですが。
これは私の栽培ではありませんが、深山オダマキとのことです。
高山に自生する多年草で、非常に小さな草姿の割に大きな花を咲かせ、鑑賞価値が高いです。
普通、高山植物というと、暖地の低地では栽培が困難ですが、これは普通の草花と同じ感覚で栽培出来るようです。
実生を繰り返して馴化されたのかもしれません。
自宅の庭には幹周り2m程の山桃の古木が3本あります。
そのうち1本に日本ミツバチの巣があるのを出入りの植木屋さんが見つけました。
幹の小さな穴から出入りしていますので、中心は空洞になっているはずです。
珍しいので、そのまま残すことになりましたが、庭木は定期的に消毒するので、ちょっと心配です。
他の1本には以前、大きな洞があり、オオスズメバチに巣を作られました。
こちらは危険なので、専門業者に駆除して頂き、洞はセメントで埋めました。
温室に雨蛙が住み着いています。
現在は深山ムギ蘭「瑞晃」の鉢にいますが、時々、移動します。
雨蛙は周囲の色に体色を合わせるので、楽鉢と水苔の影響を受け、渋い配色になっています。
屋外にいるときは鮮やかな緑色ですので、植物の葉の影響を受けているのでしょうか。
これほど劇的に色を変化させるのは驚異で、全く別のカエルに見えます。
このカエルの本当の色は何だろうかと考えたりします。
雨蛙は植物を食べたりしないので、直接的な害はありませんが、排泄物で少し汚れます。
葉に糞をされると葉が傷む場合があります。
「瑞晃」のような神経質な植物には、あまり来て欲しく無いのですが、追い出すのも可哀想で、そのままにしています。
私は静岡県の人間ですので、富士山を見ても、それほど感動しませんが、遠くの人は富士山を見ると結構、
感動するようです。
富士山を近くで見たくて、九州から静岡県に就職した知人もいます。
写真は裾野市から見た富士山です。
4月中旬の平日で、行楽客も通りません。
御殿場方面の園芸店へ行く途中で、丁度、桜が満開でした。
庭植え紫 | 庭植え紅 | 鉢植え白 | 斑入り | 鉢植え薄黄 |
シャクナゲはツツジの仲間ですが、肉厚の大きな葉と美しい花が調和し、非常に魅力があります。
また、ツツジのように枝が混み合わず、木姿に風格があります。
ただし、国産のシャクナゲは暖地での栽培が困難ですので、気軽に栽培するなら、西洋シャクナゲということになります。
風情は多少落ちますが、交配により、非常に多くの品種が作られているので、豊富な花色、葉姿の個体を選択出来ます。
栽培のポイントは、植え場所(置き場所)に、あります。
明るい、半日陰に植え(置き)、西日に当てては、いけません。
特に根元に直射日光が当たり、土が固くなったりすると枯れます。
かといって、過湿にしてもいけません。
最初の写真は、かなりの古木で、薄紫の花色は一般的なツツジでは珍しいのですが、西洋シャクナゲでは、珍しいものでは
ありません。
次は、紅色の品種で、開花後、色が薄くなります。
白花は鉢植えの小型種で、「白雪」という品種名です。
購入して間もない小さな木で、このように花を沢山咲かせると、来年は咲かないかもしれません。
去年購入した「ハーフダレーム」という赤花品種は、今年は全部、葉芽になってしまいました。(写真無し)
斑入りの鉢植えは「モルテンゴールド」という品種で、購入直後です。
斑入り植物の専門店では、斑入りの樹木は高価ですが、この西洋シャクナゲの場合、青葉と同じ値段でした。
5枚目の写真は薄い黄色の花ですがストロボの光で色が白く飛んでいます。
この色では一般的な「ウイリアムキング」という品種です。
つつじの鉢植えに何かの植物が生えました。
ランのバルブのようなものが確認出来るし、葉の様子から、紫蘭(シラン)のようです。
庭には地植えや鉢植えの紫蘭があるので、種が飛んで生えたようです。
紫蘭は株で沢山殖えるので、特に嬉しい訳ではありませんし、実生に挑戦してみようという気もありません。
白覆輪 | 中押し縞 | 中押し縞 | 曙斑 |
春蘭等のシンビジューム属は古い茎(バックバルブ、俗名「芋」)で殖やす事が出来ます。
完全に葉の落ちた芋から新芽を出すのは結構、大変で、特に寒蘭では、私は成功したことがありません。
ところがナギランでは葉の無い芋から容易に芽を出すことが可能です。
最初の写真は白覆輪です。
この個体は生育旺盛で芋も大きく、大きな芽を出すので、短時間で親株になります。
次の写真は中押し縞の芋吹きです、やや性質が弱い為、バルブは用土に埋まってしまうほど小さいのですが、立派な芽
が出ています。
3番目の写真は、以前、芋吹きしたものです。
青葉が出たことがあり、そのとき芽を掻き取ってしまったので、作落ちしましたが、回復しつつあります。
4番目は幽霊の芽が出ていますが、派手な曙斑で、後暗みで紺の乗らない年は落葉してしまいます。
その時は、芋吹き状態になります。
今までは何とか生き延びて来ましたが、2年連続で落葉すれば危ないでしょう。
ジョウロウホトトギスは鮮やかなレモンイエローの花を下垂させ、非常に鑑賞価値の高い植物です。
ただし、暖地で鉢栽培した場合、綺麗に作るのは大変で、写真の鉢も葉先が傷んでいます。
ただ、「年々小さくなって消えてしまう。」というほどのことはなく、置き場所等の管理面を注意すれば、十分に栽培可能
です。
花の外側は鮮やかですが、内側には紫褐色の細かい斑点がで埋め尽くされています。