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購入した苗木 | 青い果実 |
サワフタギは北海道から九州までの山地の谷間等に自生する落葉低木で、美しい青い実が特徴です。
私は、この樹木の存在は昔から知っていて、売っていたら買いたいと思っていました。
ところが、園芸店では見かけず、何十年も経過しました。
このほど、園芸店で、やっと実物を目にすることが出来ました。
30cm位で寸法も値段も手頃でしたので、早速、買って帰りました。
たくさんあれば2〜3本、買いたいところですが、これ1本しかありませんでした。
実は時期を過ぎて、傷み始めていましたが、とりあえず写真に撮ってみました。
植物の存在は知っていましたが、栽培の知識はありません。
来年も実を付けてくれるでしょうか。
アオツヅラフジは藪などに自生している蔓植物です。
青い実は熟すに従い藍色、さらには黒紫に変色します。
インターネットではアオツヅラフジでヒットしますが、保育者の植物図鑑ではアオツズラフジと記されています。
写真の株は購入直後で、私の手は加わっていません。
厄介なことに、この植物は雌雄異株ですので、雄木が無いと結実しません。
実の着いた株を買ってきたので、今年は良いのですが、このままでは来年は実がつきません。
園芸店の主人が「家に雄木があるので、花時に持ってくれば交配します。」と言ってくれたのですが、面倒です。
近くの藪でアオツヅラフジと思われる蔓植物を7本程、採取しました。
1本位は雄株があるだろうと期待していますが、近似のツヅラフジの可能性もあります。
雄花が咲いた時、ツヅラフジの方が雌しべの数が多いらしく、これで判断するしかないようです。
念のため、成っていた実から種を取り、蒔くことにしました、ただし花が咲くまでに2〜3年掛かると思います。
写真程度の太さの木でも自生の株には、なかなか、ありません。
鉢植えの福寿草です。
地際から直接、花が咲いています。
これはこれで、健気ですが、僅かに葉が出ていた方が鑑賞価値があるように思います。
年によっては茎葉が長く伸びてから花が咲くことがあります。
あまり、茎が伸びてしまうと花が引き立ちません。
静岡は雪が降りません。
東京や名古屋に雪が降っても静岡には降りません。(平野部の話で、山間部には少し降ります。)
写真は平成24年2月始め、旅行で訪れた白川郷です。
バスの中では地域住民に対する同情の声が挙がっていました。
私が真っ先に思った事は「これでは温室は作れないかな。」という事でした。
雪国でも工夫して温室を活用している人の話題を目にした事があります。
しかし、これだけ降ったらどうでしょうか。
寒蘭の本場である九州、四国、紀州でも自生は、ほとんど無いと聞きます。
静岡県は寒蘭の北限と言われていて、さらに自生は少ないはずです。
しかしながら、私は地元で寒蘭を採取したことがあります。
茶畑の隣の山林の切り通しの縁に生えていました。
切り通しの縁は崩れかかっていたので、1〜2年でば農道の方に崩れ落ちてしまうという環境でした。
放って置いたら枯れてしまうと思い、全部(2株)採取して帰りました。
1年後に開花しましたが、並の青花で花型が悪く、徐々に関心が薄れ、数年後に枯らしてしまいました。
枯らした後、貴重な静岡産の寒蘭を消滅させてしまったという自責の念に駆られました。
写真の寒蘭は購入したもので、私が採取したものではありませんが、やはり静岡産のものです。
産地は天竜川中流の白倉峡とのことです。
数年前に作落ちして現在、花が付きませんが、型の良い更紗花です。
ハイヌーン | 金晃 |
牡丹の花色は白、赤、紅、紅紫等ですが、少数の黄色系統の品種があります。
ただし、これらの品種は牡丹の近縁種ルテアと交配されていて、純粋の牡丹ではありません。
私は、これまで2回、黄色の牡丹を枯らしていますので、3度目の挑戦です。
黄色の系統はフランスで育種されたと聞きます。
写真の品種は「ハイヌーン」というカタカナ名が付いていて、古典植物を栽培している人間にとっては、やや抵抗が
あります。
黄色の品種は「金閣」「金鵄」「金晃」等、和名の付いたものもあるのですが、購入した園芸店には「ハイヌーン」しか
ありませんでした。
写真は購入した苗木を地植えにし、既に付いていた蕾が開いたというだけなので、まだ育ったと言える段階ではありません。
牡丹は一般の花木より、植え土、植え場所に敏感で、長年栽培するのは大変です。
大抵の苗木は芍薬の根に接ぎ木されていますが、芍薬は草本ですので、古い根は新しい根に更新されていきます。
牡丹を接ぎ木した芍薬の根は更新できないので、そのうち弱ってきます。
この理由で、芍薬に接ぎ木した牡丹の寿命は20年以下と聞いています。
これ以上の古木にする為には自根を発生させ、芍薬の根に頼らない株にする必要があります。
ただし、接ぎ木3年以内の若い株でないと自根が出ないと言われています。
自根が成長し、やがて、芍薬の根と切り替わる次期が来ますが、切り替わりがうまくいかないと枯れることがあります。
素人は短い寿命と割り切って、芍薬台のまま栽培するのも、一つの方法です。
上記の牡丹の育て方に関する内容は、一般的な牡丹に関する知識で、黄花の系統が全く同じかどうかは自信がありません。
(2015/04 追補)
上記の「ハイヌーン」を枯らした為、再度、黄色の牡丹を購入しました。
今度は「金晃」というラベルが付いていました。
こちらの方が牡丹らしい花形をしています。
現在、3年目ですが、このまま育ってくれるか不明です。
これは私の栽培ではありませんが、松葉ボタンです。
写真の鉢だけでも、橙、赤、桃、白、黄の鮮やかな色彩の花が咲き、綺麗です。
この他、絞り等の複色花もあるそうです。
松葉ボタンで一つの疑問があるのですが、インターネットで検索すると、皆、「一年草」として紹介されています。
ところが、当地、静岡では越冬し、翌年も花を付けます。
何年も持ち越した株を屋外にに置き、今年の寒波で枯らした為、写真の株は今年購入したものです。
従って、写真の株は、まだ越年していません。
多年草と1年草があるのかもしれませんが、今回の個体は中輪八重、今まで、越年していた個体は大輪一重でした。
これは意図した写真ではなく、画像処理した写真でもありません。
持ち歩いていたカメラのシャッターボタンに指が触れ、偶然にシャッターが切られたものです。
その割には構図が比較的まとまっていたので、消去せずに残して置いたものです。
(トリミングはしていません。)
近くの被写体は庭のイヌマキの木で、遠景は神社の松の木です。
ご覧になっている皆様には、あまり意味の無い内容でした。
何年か前にハマナスの苗を2本買いました。
ピンクと白の八重の花で美しいですが、花の写真を撮り忘れていました。
インターネットで検索すれば、沢山の写真がヒットしますが、花のバリエーションの多さに感動します。
なかには黄花もあるようです。
今年、ピンクの株が実を付けました。
現在、直径2.5cmで赤く色づいてきました。
木にトゲが無ければ、もっとよいのですが。
<追補>
この記事をUPして3年近く経過し、「今さら」というタイミングでハマナスの写真を掲載します。
当時は紅白2鉢の鉢植えでしたが、程なく庭植えにされました。
写真は17年間愛用したビッグホーンです。
その前もビッグホーンでした。
さらに、その前はFRのジェミニディーゼルターボ....と私は、いすゞ車しか購入したことがありません。
平成13年頃、いすゞからハガキが届き、乗用車から撤退すると記されていました。
モデルチェンジしたら、またビッグホーンを買おうと思っていた私にはショッキングな内容でした。
それ以来、他に買いたい車も無かった為、17年間も乗ってしまいました。
ビッグホーンは室内は広く、視界は良く、非常に運転し易い車でした。
また、2tを越す重量ながら、最低でも9Km/L、高速では12Km/Lと燃費の良い車でした。
まだまだ乗りたい気持ちはあったのですが、17年も経ったので維持費がかさむようになり、ここ1年以内に
燃料ポンプ、ダイナモが壊れたので今後の事を考え、泣く泣く手放すことにしました。
替わりの車として日産のエクストレイルを購入しました。
ディーゼルエンジンでマニュアルミッションという条件で選択した場合、他に選択肢が無かったのです。
乗ってみた感じはエンジンが高速型で低回転のトルクが不足すると思いした。(ギア比の問題かもしれません)
ビッグホーンはアイドリング時からトルクがあった為、アクセルを踏まないでクラッチをつなぐ癖がついていました。
この為、最初はエンストしまくりでした。
とりあえず回転を上げればトルクもパワーもあるので慣れるしかありません。
納屋の窓に花 | スイカズラ |
納屋の窓に綺麗な花が咲き、近づくと良い香りがします。
藪などに生える蔓性の雑草でスイカズラだと思います。
蔓本体が、どこから生えているのだろうと探したところ、地面近くでトタンの波板の内部に侵入し、窓のところで
再び露出している事が判りました。
雑草とはいえ、そこそこの鑑賞価値はあるのですが、無断で納屋に侵入したということで、取り除かれる運命にあります。
漢字で書くと屁糞葛となります。
当地では藪や手入れを怠った生け垣等で普通に見られる蔓性の宿根草又は蔓性の低木です。
茎や葉に薬品臭があるので、この可哀想な名前を付けられました。
写真のトゲのある枝はビラカンサスで、これに巻き付いています。
結構、可愛らしい花ですので、もう少し良い名前は無かったものでしょうか。
ところで、植物の臭気は人によって感じる、感じないがあるようです。
そういえば子供の頃は、もっと臭いと感じた記憶があったのですが、今回、あまり感じませんでした。
ともかく、名前の印象は強烈で、子供の頃から、この植物を知っていました。
2012年9月30日に台風17号が愛知県東部に上陸しました。
静岡県は台風の進路の右側になります。
進路の右側では台風自体の風速に進行のスピードが加算され、風による被害が大きくなります。
もう一つの問題は風が海の方角から吹き込むので海水の塩分を含んでいることです。
海岸に自生する常緑樹では被害が少ないのですが、山地に生える落葉樹では結構、被害を受けます。
写真は海岸から4Km程度の場所に生えている公孫樹の木です。
山側の枝は葉が緑ですが海側の枝は葉が枯れてしまっています。
翌年は美しく黄葉しました。
赤水の滝 | 梅ヶ島温泉 |
紅葉を観に梅ヶ島温泉に行きました。
今年は台風による塩害で平地の雑木は被害を受けましたが山地では、あまり影響が無かったようです。
平日にもかかわらず目的地は混雑していて駐車するのに苦労しました。
人の多くは高齢者です。
もともと高齢者向きの観光地であること、紅葉を観ることが熟年向きであること、高齢者は平日と休日の区別が無いのが
理由でしょうか。
外国の黄葉の写真を見ると規模は大きいのですが黄色一色だったりして単調な気がします。
日本の四季の風景は世界に誇れることだと感じます。
ムシトリスミレ | ムシトリスミレ | 実戦配備 | 戦果 | 戦果 |
温室内に蚊を小さくしたような虫が飛んできて富貴蘭の鉢に留まっています。
私は水苔を食べる蛆の親ではないかと疑っています。(確認は出来ていません。)
時々、消毒をするのですが、しばらくすれば飛んできます。
あるとき園芸店で売れ残りのムシトリスミレが、この虫を捕らえているのを見つけました。
ムシトリスミレにも色々、種類があるらしく、丸葉の種類と、スミレの葉に似た種類がありました。
丸葉の鉢は沢山あり、どの鉢も大株に育っていました。
一方、スミレ葉の鉢は1鉢しかなく、しかも殖えずに1本立ちのままでした。
結局、私はスミレ葉の鉢を400円で購入しました。
理由は虫を沢山捕らえていたためです。
これが1枚目の写真です。
購入したとき既に蕾がありましたが、やがて開花しました。
草の割に花が大きく鑑賞価値があります。
その後、別の園芸店で大株で、しかも虫を捕らえている鉢を見つけました。
この品種は葉がレタスのようです。
大株6、子株1程の株立ちで420円でしたので、これも買って帰りました。
これくらいの株ですと株分けして植え替えてみたくなります。
値段が手頃だったこともあり、時期が悪いのを承知で植え替えてみました。
葉も根も軟弱で扱いにくく、葉は多少、傷つきました。
値は糸のように白く、細く弱々しい物で、乾燥に弱い感じです。
富貴蘭の棚は乾燥気味ですので抗火石の鉢に植え、腰水栽培としました。(2枚目の写真)
花色は濃いですが、植物の姿は前の品種に劣ります。
3枚目の写真は温室内に配置したものです。
その後、最初の写真のタイプの株立ち苗も見つけ、追加しています。
今後、継続的に働いてくれるか判りませんが、とりあえず沢山の虫を捕らえています。(写真4、写真5)
気付いたことは驚異的に花の持ちが良いということです。
開花して2週間程度経過していますが、まだ花が傷んでいません。
栽培のポイント
腰水栽培で水を多量に与えたところ大きく成長しました。
このような状態で水を少しでも切らすと即枯れます。
遮光、腰水で7月下旬になっても調子は良く、このまま夏は越せそうです。
肥料は与えていませんが、時々、噴霧器で富貴蘭に薄い水肥をやるので浴びているかもしれません。
冬越しが未経験ですので、寒くなった時に水を切るタイミング等が問題になるかもしれません。
成果
私は富貴蘭の植え替えを8月下旬〜10月初旬に行っています。
この植え替えサイクルですと7月頃には水苔がかなり傷んできますが、今年は傷みが少ないです。
例年、傷みが多いのは虫の食害が加算されていたようです。
多くの鉢で表面の水苔が芯だけになっていたのですが、今年は大丈夫です。
水苔を食害する虫がムシトリスミレに補食されていなくなったようです。
2品種10株程度のムシトリスミレも購入時の2倍以上の大きさになり、捕らえた虫の数も莫大なものとなりました。
私は効果有りと判断しました。
補足)
あるサイトで「水苔を食害するのは蛾の幼虫で、小型の蚊(あるいは蝿)のような虫は蛾の幼虫に卵を産み付ける小型の
寄生蜂である。」というような記述がありました。
そうすると、私は益虫(天敵)を退治してしまったことになり、益々水苔が食害されるはずです。
事実は水苔の食害が無くなったという事です。
よく、乾燥水苔の中に、もっと大きな茶褐色の蛆虫の死骸が入っていますが、こちらが蛾の幼虫だと思われます。
自分の栽培している鉢で大きくなった蛆虫を見たことはありません。
小型の蛆虫が寄生蜂の幼虫だとすれば蛾の蛆虫を食べて生長するはずですが、小型の蛆虫は全て水苔の中で発見しています。
この事から、小型の蛆虫は寄生しているのでは無く、水苔を食べていると言えます。
虫に喰われた
秋に何者かに食害され穴だらけになりました。
犯人は確認出来ていませんがナメクジでしょうか?
虫を食べる植物が食害されるという皮肉な結果になりました。
かなり酷くやられ、枯れるかもしれないと思いましたが回復力は強く、早く、写真のように復活しました。
寒さに強い
懸案の冬越しの件ですが、寒さに極めて強いことが判りました。
写真の撮影は2014年1月15日ですが、無加温の温室内で鉢は水に浸かっています。
蕾も上がってきました。
購入時に比べると何倍にも大きくなり、腋芽も出てきました。
水さえ切らさなければ良いようです。
秋に食害された穴は、まだ残っています。
効果絶大
前述したように水苔を食べる害虫対策に導入したのですが、富貴蘭等の鉢は全く無傷でした。
以前は定期的に消毒しても一部の鉢は被害に遭いました。
興味のある人は試してみてください。
上の写真は温室内で殖え過ぎた長葉のムシトリスミレと虫を捕らない丸葉のムシトリスミレを軒下の明るい場所に置いた
ものです。
左端は丸葉、中央は丸葉と長葉の混植、3鉢目は長葉を植えました。
温室内に比べ水は辛目、日光は直射ではないけれど、かなり明るい場所です。
結果、丸葉の鉢は絶滅寸前、混植の鉢は長葉に占領され、長葉の鉢は絶好調です。
長葉の品種は強健で虫を良く捕り、年中開花しています。
水切れにも強く、冬は水を控えると耐寒性が増します。
最初、育て方が判らず、水切れ厳禁と思い込んでいましたが結構、水切れにも強い様です。
ただ、水が辛いと小型になります。