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少し前に「ど根性植物」が流行りました。
コンクリの割れ目等に生える有用植物(雑草では駄目)のことです。
遅ればせながら私も見つけました。
交通量の少ない道路の割れ目に植物が生えています。
花が無いので、なんという植物かは判りません。
一見してグラジオラスのようなアヤメ科の球根植物に見えます。
斑入りの様にも見えますが生長障害かもしれません。
どのような経緯で此処に生えているのか興味があります。
3年後
3年後に同じ場所を通ったら生長して開花していました。
やはりグラジオラスで色はサーモンでした。
公孫樹の木
公孫樹は1科1属1種の裸子植物です。
中国原産の落葉喬木ですが正確な自生地は判っていないようです。
日本では古くから植栽され、各地に天然記念物に指定された大木があります。
雌雄異株で雌株には果実が成り、銀杏と呼ばれて食用にされます。
近くに雄株が無いと受粉しませんが、花粉は風に乗って1Km程度、到達するとのことです。
果樹として改良された園芸品種が存在するようです。
銀杏を拾う
私有地に生えている公孫樹の銀杏を拾うには地主の許可が必要です。
中には果樹として栽培されている場合もあるので、無断で拾えば犯罪になります。
私は河の土手に生えている公孫樹の銀杏を拾いました。
河の土手は厳密に言えば県や国が地主ですが、落ちた銀杏を拾っても文句は言わないと思います。
熟した銀杏の果皮は排泄物のような悪臭があります。
直接、皮膚に触れると肌が荒れ、肌の弱い人は皮膚科の世話になります。(私は実例を見ています。)
秋、台風等の強風の後が採取のタイミングです。
木の周囲に沢山、落ちていますので、簡単に拾えます。
ゴム手袋やトングが必要です。
銀杏の処理
拾った銀杏はポリバケツに入れ、水に浸けて2〜3日おきます。
ゴム手袋をして果皮を取り除き、除いた果皮は生ゴミとします。
臭いので、迷惑にならないよう考慮します。
種子はよく洗って果皮が残らないようにします。
その後、水を切ってざるに入れ、天日で数日間、干します。
乾燥すると殻が白っぽくなります。
銀杏の処理
食用にするのは殻の中の仁ですので、殻を割らなければなりません。
生のまま殻を割ると柔らかい仁は簡単に潰れてしまいます。
インターネットで調理の方法を調べたところ、ほとんどの人は種子を紙封筒に入れ、電子レンジで加熱しているようです。
私も試してみました。
簡単で良いのですが、個々の種子で時間的なバラツキが大きく、硬くなって美味しくありません。
いろいろ試してみる事にしました。
二度茹でする
現時点(2014年10月)では、二度茹でする方法が気に入っています。
もう少し良い方法が見つかれば変更します。
この方法は手が掛かりますが、食感が良く、失敗が少ないのが特徴です。
茹でる時間等は調整の必要はあるかもしれませんが、大雑把で良いようです。
まず、殻のまま5〜6分、沸騰している湯で茹でます。
取り出して殻を割ります。
私は写真のプライヤーを使いました。
割るときの注意点として、殻の合わせ目の方向(先端では無い)を挟むということです。
腹の方向を挟むと潰れてしまいます。
取り出した仁には渋皮が付いていますが、もう一度茹でれば、綺麗に取れます。
2回目に茹でる時は塩を入れても良いと思いますが、仁には、なかなか味が付きません。
塩は取り出した後で、まぶした方が良いようです。
2回目の茹で時間は食感が良くなるように調整してください。
補足
銀杏は一度に大量に食べると食中毒になる場合があるようです。
写真はオンシジュームの斑入りです。
ハワイ在住の日系人イワナガさんが基本種を交配したらしく「アロハイワナガ」という品種名が付いています。
これに白の覆輪が出た変異種を何年か栽培しています。
コントラストの良い白覆輪に蹴込みが入り、鑑賞価値の高いものです。
ところが昨年の子は前面散り斑の様な葉を出しました。
その後、どの様に変化するか注目していたのですが、今年の子は「幽霊」になってしまいました。
実は、このことは予想していたので、バックバルブ(上の写真のさらに後ろ)を外しておきました。
このバックバルブから出た新芽は上芸の覆輪で一安心です。(下の写真)
もう少ししたら上の写真の株もバラバラにして芋吹きをする予定です。
このまま栽培を続けると枯れてしまう可能性があります。
万両 | 白実万両 |
庭には色々な樹木の苗が生えます。
榎、犬槙、南天、車輪梅.....色々生えます。
野鳥の糞が種子を撒き散らすものと思います。
中でも多いのが万両で、数十ヶ所はあるとおもいます。
1ヶ所で5〜6本生えていたりするので、100本位はあると思います。
万両の実は鳥に人気がありません。
植栽した千両の実は、あっという間に鳥に食べられてしまいますが、万両の実はいつまでも残っています
普通に考えれば千両の苗が、そこそこに生える気がしますが、生えてきません。
逆に、食べられない万両の実が生えてきます。
万両の種子は誰が蒔くのでしょうか。
庭に1ヶ所だけ白実の万両が生えています。
6〜7本、固まって生えています。
福引きでは白い玉はハズレですが、なんだか当たりを引いた様で嬉しくなります。
万両にも園芸品種(葉芸品)があり、栽培したことがあります。
ただ、万両は木が若いときは鑑賞価値が高いのですが、年と共にひょろ長く伸び、衰えていきます。
オキザリス1 | オキザリス2 | オキザリス3 | オキザリス4 | オキザリス5 |
オキザリス6 |
オキザリスはカタバミ科の植物です。
カタバミは黄色の小花を付ける厄介な雑草です。
茎を伸ばして接地したところが発根して栄養繁殖でも増えますが、種子を遠くに飛ばせるので根絶するのは困難です。
やはりカタバミ科の雑草でムラサキカタバミという薄紅紫の花をつけるものがあります。
こちらは根出葉で種子が出来ず、球根が細かく分かれて殖えます。
畑などで細かい球根が土に紛れたりすると人間が繁殖の手助けをすることになります。
ムラサキカタバミは、もともと南米原産で観賞用として持ち込まれたものが雑草化したようです。
オキザリスはムラサキカタバミに似たものが多く、雑草として活躍?する可能性を秘めています。
自宅の庭にも放置されて半雑草化したものが数種類有りました。
品種名は知りませんし、覚える気もありません。
1は雑草のムラサキカタバミによく似ていますが、やや大型で葉や花弁が少し肉厚です。
花色も少し濃いと思います。
2は白色で鑑賞価値は高いように思います。
3は良く見かける品種ですが、茎が20cm程度伸びます。
4は特色有る花色ですが花付きが悪いです。
その代わり、繁殖力が強く、種子が出来ないオキザリスにしては面積を広げます。
地下茎を伸ばすのかもしれませんので雑草化に注意が必要です。
5は鮮やかなレモンイエローで鑑賞価値は高いのですが、栽培が容易過ぎる物は栽培意欲を欠きます。
6も茎が伸びるタイプで濃いピンクの花です。
写真は杉苗の鉢植えです。
型くずれしているので廃棄処分(山野に里帰り)か改作するか検討中のものです。
杉というと常緑樹のイメージがありますが、植林された杉も冬季は若干、葉が赤味を帯びます。
ただ、これほど綺麗に紅葉した木は見かけません。
鉢植えの為、紅葉し易いのか紅葉し易い系統があるのかわかりません。
夏には緑色に戻ります。
日本蜜蜂の巣 | 蜂球 |
以前に紹介した、天然の日本蜜蜂は巣(庭木の洞)が手狭になったようで、どかに引っ越してしまいました。
その後、近所の人から日本蜜蜂の巣箱を預かっています。
自宅の庭は広いので巣箱の置き場所には困りません。
よく見る西洋蜜蜂の巣箱とは異なり、重箱を積み重ねたような構造になっています。
毎年、春に新しい女王蜂が生まれ、巣別れ(分蜂)します。
巣箱から、空が曇る位の大量の蜂が飛び立ち、舞っています。
羽の音も凄まじいので、最初に見たときは恐怖を感じました。
ただ、日本蜜蜂は性質が穏やかで巣に近づいた位で刺されることは無いようです。
舞い上がった蜂は一旦、特定の場所に集合します。
これが蜂球と呼ばれるものだそうで、そこから新しい巣を探して移動するようです。
写真では木の枝に蜂球が出来ていますが、当日、2ヶ所に出来ました。
巣箱の持ち主は新しい巣箱2つを用意して収納してしまいました。
日本蜜蜂は日本の気候風土に合っているため丈夫ですが、気分屋で、気にくわない事があると、すぐ逃げてしまうそうです。
蜜も西洋蜜蜂の半分程度しか採れないようです。
白花オダマキ | 交雑した株 |
青軸で純白のオダマキは清楚で美しいものです。
オダマキは宿根草ですが親株の寿命は、それ程長くないようです。
その分、実生苗の生長は早く、知らない内に親株と入れ替わっていたりします。
白花は劣性遺伝ですので他の株の色を受け継いでしまいました。
2枚目の写真では薄く色が出ています。
近くに置いた山オダマキの影響だと思います。
中途半端で残念な花色となりましたが、そのうち純白花の苗が復活するような気がします。
親戚から頂いたオダマキの鉢植えの隅に生えていた雑草です。
花はサギゴケ(ムラサキサギゴケ)に似ていますが若干、小型です。
茎は細い蔓で長く伸びます。
植物図鑑で探したのですが、国産の植物では無いようです。
鉢を飛び出したものが庭の一部で大繁殖しました。
以前、この場所はツルソバが繁殖して、やっと除去したところでした。
これでツルソバが生えずに済むということで、そのままになっています。
ツルソバよりマシ。
自生の千両 | 斑 | 鉢植え |
山で斑入りの千両を発見しました。
薄暗い山林の斜面で湿った土壌に生えていました。
写真はストロボを使っているので明るく見えます。
大株で斑の状態も良いと思います。
株はそのまま残し、近くに生えていた実生?の小苗を採取しました。
持ち帰った子苗を鉢に植えてみました。
未だみすぼらしい状態ですが見られるようになったらギャラリーにアップしようと思います。
着生? | 根元 | 他にも |
以前、棕櫚に着生したハゼの木の写真を写真を紹介しました。
今回は栴檀の木に着生した常緑樹の写真を紹介します。
栴檀は落葉喬木で庭園樹としてはあまり見かけない木です。
諺で「栴檀は双葉より芳しい」と言うのがありますが、この栴檀の植物名は「白檀」で別の樹木となります。
写真の栴檀の幹にモチノキに似た常緑樹が生えています。
近づいて見ると幹から直接生えているように見え、まるで寄生しているようです。
ただし、宿り木の仲間ではなく、どうしても普通の常緑樹に見えます。
内部はどうなっているのでしょうか。
3枚目の写真は近くにある別の栴檀の木です。
木の又になった部分にウロがあり、別の常緑樹が生えています。
こちらの常緑樹はクチナシの木です。
このまま生長すればウロにピッタリ嵌ってしまうのでしょうか?
フィルムカメラの時代は写真を写すことも趣味の一つでした。
しかしながら私にとって一眼レフカメラはニコンF2で終了しました。
機械式シャッターをカメラ購入の条件にしていた為です。
現在でもニコンF2は4台所有していて、内2台は未使用箱入りです。
デジタルカメラの時代になってもデジタル一眼レフを買う意欲が湧かなかったのですが、少し前にソニーのα7を
購入しました。
目的は古いライカのレンズを活用するためです。
α7はレンズのフランジバックが極端にみじかいのでアダプターで他のレンズを取り付けても無限遠でピントが合います。
しかも撮像素子がフルサイズです。
撮像素子が小さいとレンズの画角が変わってしまうので面白くありません。
私のところにはフィルム時代のニッコールレンズも10本以上あります。
α7にニコンのマウントアダプターを取り付けるという手もあったのですがニコンDFを購入しました。
ニコンDFは古いニッコールレンズを使い易くする配慮がされているとのことですし、操作にダイヤルを多用しているので
マニュアルにすればフィルムカメラの感覚で写真が写せそうです。
デザインは昔、使ったことのあるニコンFM2に似ています。
いずれにせよデジタルカメラはコレクションにはならず、電子機器という消耗品になります。
一方、古いレンズは貴重なコレクションです。
マウントを変更していないニコンは昔のレンズを最新のカメラで使えるという楽しみがあります。
蕨と言うと山菜採りを思い出します。
しかしながら多くの場合、山菜の生えている場所は私有地です。
地主にしてみれば余所からきた人に自然の恵みをゴッソリ持って行かれたら面白いわけがありません。
車のナンバーを控えられて警察に通報されたと言う話も聞きます。
そこで自宅での蕨採りを夢見て庭に植えてみました。
最近では園芸店で山菜の苗が販売されています。
蕨の他にも蕗、行者ニンニク、コゴミ等が売られていました。
写真は最初の1本ですが、まだ採取するわけにはいきません。
話が横道にずれますが、デジタル1眼レフのオートフォーカスではピントが合わず、マニュアルフォーカスで
撮影しました。
前の記事がニコンDFだったのですが、これはα7で写したものです。
レンズはバリオテッサー24〜70mmF4の70mm側、絞りは開放のF4です。
これは柊の自然実生で場所は自宅の庭です。
変わった斑入りですが斑の切れが少し悪いので生長障害やバイラス斑の可能性もあります。
もう少し様子を見る必要があります。
家の北側の日陰で場所が悪いので移植か鉢上げを考えています。
鉢上げして翌年、新葉が青で出ました。
やはり斑入りではなかったのかと諦めたのですが新葉が固まるにつれ少しずつ斑が見えてきました。
かなり遅い後冴えで、斑がハッキリするには1年近く掛かる様です。
その後、日向の棚に放置したので雑草で見苦しい状態になっています。
虎斑であることがハッキリしました。
光線が強いと葉全体がオリーブ色になります。
光線が少し弱いと紺とオリーブ色のまだらになり、こちらの方が見栄えがします。
イぺ | 花のアップ |
私は子供の頃から植物に興味があったので普通の人より植物の名前を知っているつもりです。
それでも知らない植物は無数にあります。
始めて見る植物には大きな興味を持ちます。
写真は、たまたま通りかかった場所で見つけた黄色の花の咲く喬木です。
早速、パソコンの画像検索に掛けてみました。
黄色の花の写真が多数、ヒットしましたが同じ植物と思われる画像を見つける事は出来ませんでした。
母親に写真を見せたところ、この花に面識があり、他に植えてある場所を知っていました。
さらに母親の友人から「ブラジルの国花らしい。」という情報を得ました。
今度は「ブラジル」、「国花」というキーワードで検索してみました。
花の名前は「イペ」又は「イぺー」という植物でノウゼンカズラの仲間だそうです。
樹木の形状は違いますが、花の形はノウゼンカズラに似たところがあります。
花色は黄色が一般的ですが、白やピンクもあるそうです。
周囲にヤブコウジが生えていて見難いのですが斑入りの桑です。
かなり前に鉢植えの苗を購入したのですが、生長が早くて持て余し、庭に植えました。
さらに大きく生長し、根元の直径は30cmにもなりました。
斑は完全に消え、毎年、2m位の枝を伸ばすので厄介者となりました。
ついに昨年秋に根元近くで切断してしまいました。
春に切断口の近くから多数の小枝が出ましたが殆どの枝が斑入りです。
完全に青葉の木が斑入りに復活したのです。
芸が無いと生きていけない事を悟ったのでしょうか?